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エミレーツ、3路線に新規就航、ブリスベン線にはA380投入

エミレーツ航空(EK)は2013年10月1日、ドバイ/クラーク(フィリピン)線、ドバイ/ミラノ/ニューヨーク線、さらにA380でドバイ/ブリスベン線に就航、同日に4つの大陸に拡がる3路線で新しいサービスを開始した。当日は、フィリピンのクラーク国際空港行きのEK 338便が04時40分にドバイ国際空港を離陸、続いて09時05分にミラノを経由してニューヨークへ向かう同社初の太平洋横断路線となるEK 205便がミラノに向けて出発。さらに10時25分には、EK434便がブリスベンに向けてドバイを離陸した。

クラーク国際空港は、首都マニラに次いでフィリピンでは2番目の就航地。1,700万人の人口を抱えるこの地域は観光と商業の新拠点としての発展しており、クラーク国際空港便は、世界中に広がるフィリピン人コミュニティーを結び付ける役割を担う。エミレーツ航空は、すでにニューヨークとミラノにそれぞれ就航しているが、今回開設された新路線は、2つの大都市を結ぶことで、大西洋横断路線における直行便に対する期待と高品質な航空サービスへの需要を満たすと期待されている。

また、米国のジェットブルー航空およびヨーロッパのイージージェットとの提携合意により、ニューヨークからは米国国内線、ミラノからは欧州内便への乗り継ぎも可能。ミラノ/ニューヨーク便の就航により、同社のニューヨーク線は1日3便となった。ブリスベンは、同社にとって22番目となるA380就航地。エミレーツは、ブリスベンにA380を定期運航する唯一の航空会社で、ブリスベンへ到着したA380は、その後オークランドへ向けて飛び立つ。このほか、シドニーからのEK412便とメルボルンからのEK406便もA380で運航されている。

EKは、今年すでにワルシャワ、アルジェ、羽田、ストックホルムに就航。今後、コナクリ(ギニア)、シアールコート(パキスタン)、カブール(アフガニスタン)、キエフ(ウクライナ)、台北(台湾)、ボストン(米国)への就航を予定している。

新規就航の運航スケジュールは以下のとおり。