デルタ航空(DL)は、2014年の新たな取り組みとしてMICEの取組みを強化する。これは、このほど開催されたラスベガス観光局と共催したMICEセミナーで明らかにされたもの。同社の東日本個人旅客営業部の部長、此木功氏は、これまで受け身だった体制から「積極的に取りに行く」と意欲を示した。
今回の取組みは、オーガナイザーやMICEを扱う旅行会社に営業全体としてアプローチしていくもの。此木氏によると、これまで同社はMICEの取扱いも多く、チャーターの事例などもあるものの、多くはリクエストベースで発生してきたという。これを、今年からは、これまでの実績を踏まえて積極的な営業を展開する計画だ。
デルタ航空は様々なMICEプログラムを用意しており、例えば旅行会社からの要望があれば、オーガナイザーに提案する際のチラシ作成や掲載する特典を用意することも可能だという。また、企業名やイベント名などを入れたバナーを空港に配置したり、専用のバゲージタグを作成することもできる。
オーガナイザーの事前視察やアップグレード、空港のインスペクションなどにも対応している。特に、北米の就航都市7都市で行っている日本語アシストサービスが法人顧客に好評だといい、こうした既存のサービスを強みに、MICE団体へのアプローチをしていく考えだ。
(トラベルボイス編集部:山岡薫)