エイチ・アイ・エス（HIS）は2014年夏休み期間（7月12日～9月30日）の予約状況から、夏季の旅行動向を発表した。海外旅行の予約人数は昨年に続きホノルルが1位。今年は別荘貸切プランや屋外BBQのディナープラン、ドラえもんとのコラボによる特別企画などの効果で、滞在や目的にこだわった幅広い内容のプランが増えているのが特徴だという。

また、3位にソウル、4位に台北などアジアから6都市がトップ10にランクイン。9月は日並びの影響で近場のアジアが好調で、特に台湾の伸びが顕著。台北のみに滞在するツアー（モノステイ）にも、観光や食事を含む周遊コースがOLやシニア層の人気となっている。

一方、ファミリー旅行ではグアムに変わりハワイが1位に。コタキナバルやセブ島、バリ島やシンガポールなどのアジアリゾートが増えているという。

このほか予約の伸び率では、1位のベトナム・ダナンが640％増と躍進。7月からの成田／ダナン線の直行便就航で、注目が高まったと見る。このほか、羽田発着枠拡大による新規就航都市のバンクーバー（20％増）、パリ（6％増）も増加。HISが新デスティネーションとして広告露出を強化したサンディエゴや「トマト祭りブニョール」も伸びており、新しい選択肢として認知度を向上させたことが予約に繋がったと評価している。

なお、国内旅行の1位は沖縄（200％増）。フライトの増加に加え、昨年から引き続き実施する「ドラえもんプロジェクト」がファミリーを中心に送客増に大きく貢献した。2位は北海道で、特に8月が90％増と好調だ。

ランキングは以下の通り。

【HIS　2014夏休み期間　海外旅行予約状況・渡航者数】

都市／前年順位

1. ホノルル／1位
2. グアム／3位
3. ソウル／2位
4. 台北／5位
5. シンガポール／6位
6. バリ島／7位
7. パリ／8位
8. ロンドン／9位
9. バンコク／4位
10. 香港／10位

【HIS　2014夏休み期間　海外旅行予約状況・伸び率】

都市／伸び率前年比

1. ダナン／740％
2. アテネ／310％
3. カサブランカ／272％
4. オーランド／162％
5. サンディエゴ／158％
6. パラオ／133％
7. ベネチア／128％
8. コタキナバル／125％
9. ヘルシンキ／123％
10. バンクーバー／120％

【HIS　2014夏休み期間　国内旅行予約状況・航空会社利用ツアー】

1. 沖縄
2. 北海道
3. ハウステンボス・長崎
4. 九州（ハウステンボス・長崎除く）
5. 沖縄離島