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日系2社の2014年お盆予約速報、国際線はANA23万人・JAL25万人、国内線はANA130万人・JAL81万人

JAL(JL)とANA(NH)のお盆期間(8月8日〜17日)の予約状況がまとまった。それによると、国際線の予約数ではJALが前年同期比で0.7%の微増にとどまった一方、ANAは、羽田発着便が増えたことから、同11.8%増と大幅に予約数を伸ばした。


【国際線の予約】

ANAは23万7022人で予約率は85.6%

JALは25万7418人で予約率は86.7%

まず、JALは、提供座席数29万6,737席(同2.9%増)に対し、予約数25万7,418人となり、予約率は86.7%となった。一方、ANAは、JALよりも多い27万6,850席(同14%増)を提供。予約数は23万7,022人で、予約率はJALを下回る85.6%となった。

期間中のピーク日は、JALでは日本発が8月9日で予約率96.2%、日本着が8月17日で予約率95.5%。ANAでは日本発が8月9日で予約率96.1%、日本着が8月16日で予約率95.0%。

方面別の予約数を見ると、JALでは、米大陸線(同8.5%増)、東南アジア線(同5.2%増)、オセアニア線(同10.9%増)、ハワイ線(同0.8%増)、グアム線(同4.9%増)で前年を上回った。一方、欧州線(同2.9%減)、中国線(同1.6%減)、韓国線(同4.5%減)、台湾線(同6.4%減)で前年割れ。近距離線では今後間際予約の動向も気になるところだ。

ANAは、北米(同27.7%増)、欧州(同27.3%増)、アジア(同12.6%増)、リゾート(同4.9%増)で前年を上回り、中国(同1.1%減)だけが前年割れとなった。


【国内線の予約】

JALは81万404人、予約率は67.4%

ANAは130万4456人、予約率は64.7%

国内線では、JALは提供座席を同2.1%減の120万2,465席に絞ったものの、予約数は同1.0%増の81万404人となり、予約率も前年の65.4%から67.4%に上昇した。ANAも同様に、提供座席数を同2.0%減の201万5,424席としたものの、予約数は同2.1%増の130万4,456人となり、予約率も前年の62.1%から64.7%に上がった。

方面別の予約数では、JALは関西(同1.4%増)、中国・四国(同5.5%増)、九州(同5.7%増)と前年を上回った。北海道と沖縄は前年を下回っているものの、予約率はそれぞれ73.5%、80.2%と高い数字を残している。

ANAは、東北・北陸(同7.8%増)、関西(同2.0%増)、中国・四国(同0.4%増)、九州(同6.0%増)、沖縄(同4.0%増)と前年を上回り、北海道(同4.2%減)だけが前年割れとなっている。

(トラベルボイス編集部)