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フィリピン入国時に検疫強化へ、日本を含む全入国者に健康カード義務付け -エボラ熱など対策で

外務省は、2014年8月14日付でフィリピンにおける入国時の検疫の強化に関する渡航情報(スポット情報)を出した。

それによると、フィリピン検疫当局では現在、MERSコロナウィルスの水際対策として、中東地域から直接、またはシンガポールや香港等を乗り継いでフィリピンに到着する航空機・船舶の搭乗者に対し、健康問診カード(HEALTH DECLARATION CHECKLIST)の記入・提出を義務付けている。加えて、西アフリカにおけるエボラ出血熱の感染拡大などを受け、8月から国際空港等における検疫体制を強化。日本からの航空機・船舶を含むすべての国外地域からのフィリピン入国者に対しても、健康問診カードへの記入・提出を義務付けている。高熱があり、問診の結果、感染症の疑いがある場合には、隔離措置を受ける可能性もあるため、外務省は注意を呼びかけている。

フィリピン国内の国際空港・港では、入国者は健康問診カードに記入・提出(日本の航空会社では機内で同カードを配布をしている)しなければならない。サーモグラフィーによる検温の結果、高熱がある場合には(目安として37.5度以上)係官による問診を実施。MERSコロナウィルス又はエボラ出血熱等の感染症に感染している疑いがある場合には、以下の指定2病院に搬送の上、隔離される。

【マニラ首都圏の指定病院】

(注)フィリピンの国際番号は63

(トラベルボイス編集部)