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北海道とヤフーが包括連携、地域住民向けのトップページに道内情報の掲載も

北海道とヤフー・ジャパン(Yahoo! Japan)は2014年9月29日、連携と協力に関する協定書に調印した。ヤフーでは人々や社会の課題を解決する「課題解決エンジン」をミッションとしており、今回の包括連携提携では、道政情報の発信や経済活性化など複数の分野で課題解決に取り組む。

このうち、対象となる地域住民のYahoo!JAPANトップページ上に、道庁や道内自治体の情報を掲載するのは初めての試み。また、道産品の販売支援を目的にした特設サイト「北海道ご当地もモール」の開設や、道内事業者への「Yahoo!トラベル」「Yahoo!予約飲食店」などの予約関連のプラットフォームの利用促進などの検討も含まれている。ヤフーは、この取組みを「インターネット活用による旅行者の利便性向上」としており、多くの旅行者が道内の宿泊先や飲食店を探しやすくなるよう、活用促進を今後検討するとしている。

ヤフーは、「Yahoo!ショッピング」で2013年10月に「eコマース革命」と題した、ストア出店料(月額システム利用料)と売上ロイヤルティーの完全無料化を実施。また、ホテル予約システムでも宿泊施設と直接契約して客室を提供、あわせて掲載する宿泊施設のシステム利用料を無料とする取組みを進め、ECモールとして出店者が出店しやすい環境を整えている。

「Yahoo!トラベル」では、こうした取り組みの中、地方の物販や宿泊施設の「地方活性化とのセット」としてサポートする引き合いがでてきていることを明らかにしており、今後もこうした活動が活発化しそうだ。

今回の具体的な取組みは以下の通り。

【包括連携協定のポイント】

(トラベルボイス編集部)