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ドイツ、2014年1月~8月の外国人宿泊数が5.3%増、日本人は3.3%減

ドイツ観光局によると、2014年1月~8月の外国人宿泊者数が5160万泊となった。10ベッド以上の宿泊施設に限ると5.3%増の260万泊になる。前年同期の伸び率4.0%を上回る推移で、ドイツ観光局では2014年全体推移を予測する重要な指標だとしている。

市場別では、アジアの成長が続く。特にサウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートの湾岸アラブ諸国は8月までの累計で130万泊を記録。欧州以外ではアメリカに次ぐ2番目に大きいマーケットとなった。3位は中国で16.4%増の130万泊となっている。

日本の8月までの累計は3.3%減。これについてドイツ観光局では4月の消費増税に加え、今後検討されている消費税の引き上げや、慎重な経済成長予測によるものと認識。日本人にとってドイツは重要なデスティネーションであり、欧州ではフランス、イタリアに次いで人気があることを理解している。

欧州市場も好調で、トップ10ではポーランドが12.3%増と2ケタ増。また、クロアチア(31.3%)、ブルガリア(24.3%)など、南東ヨーロッパも著しい成長を見せているという。