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数次ビザ発給の対象を拡大へ、ブラジル・モンゴルで早期開始、羽田発着枠は約8万回拡大を最優先に -観光立国推進閣僚会議

政府は2015年6月5日に観光立国推進閣僚会議を開催し、「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」を決定した。

このなかで、ビザ要件の戦略的緩和の新規案件として、新たに2015年6月中旬までのブラジル向け数次ビザの発給開始を明記したほか、モンゴル向けの数次ビザの発給についても早期に実現することを盛り込んだ。

また、首都圏空港機能の強化として、羽田空港における2020年までの年間発着枠約8万回の拡大を最優先に取り組むとし、飛行経路の見直しなどを住民との対話を行ない、環境影響に配慮した方策を策定していく。

さらに、入国手続きでは2016年度までに空港での入国審査の最長待ち時間を20分以下に短縮することを目指し、CIQの体制を整備。日本人の自動化ゲート利用者数増加促進とともに、プレクリアランスの実現に向けた関係省庁での協議や検討を進めることも盛り込んだ。