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検索キーワードで読む旅行トレンド、夏休み検索で急上昇は「和歌山」「フィンランド」、タイプ別は「ひとり旅」が5割 -グーグル

グーグルが発表した2015年夏に向けた旅行業界検索キーワードで、旅行のタイプ別の検索動向で「ひとり旅」が全体の約50%を占め、圧倒的に多い結果となった。この結果の検索対象時期は2015年4月~6月。過去に遡っても同様の傾向で、一人で旅行をする場合はサイト上で検索して入念に情報を調べ、旅行を計画する姿がうかがえる。

増加傾向にあるのは、「女子旅」「男旅」「シニア旅」のように性別や年齢の「デモグラ属性」や、「体験旅行 ツアー」「アグリツーリズム」のような何かを体験できる「体験型」などの新しい旅行カテゴリー。グーグルによると、都道府県ごとに異なる傾向があり、例えばEXILEのメンバーによる番組「男旅」でロケが行われている北海道では、「男旅」の検索ボリュームと急上昇率が高いという。

旅行タイプ別の検索傾向:Google発表資料より

このほか、グーグルは「夏休み」と一緒に検索される日本と海外の観光地のランキングを発表。「夏休み」と一緒に検索された旅行関連ワードの伸び率も公表した。調査期間はいずれも2015年4月1日~6月30日。

国内では北海道、京都、海外ではハワイ、台湾などが上位に。伸び率が高かったのは、国内が「九州」、海外が「タイ」や「シンガポール」だった。MERS の影響があった韓国も、検索としては3位にあがった。

Google発表資料より

期間中、検索が急上昇した観光地は、開創 1200 年記念の高野山がある和歌山、北陸新幹線が開通した金沢・北陸だった。また、子供旅行/子連れ旅行、フィンランドが急上昇しているのも特徴的だ。

Google発表資料より

なお、Googleは、今年発生する9月のシルバーウィークの検索ピークも公開。同時期の検索として、2013 年・2014 年比で早期化・検索ボリュームが増加している結果となっている。推移は以下のとおり。

Google発表資料より