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LCC4社の年末年始2015、国内線旅客は全社で増加、国際線ではピーチが搭乗率90%超に

LCC4社の2015年度年末年始期間(2015年12月25日~2016年1月3日)の利用実績がまとまった。それによると、国内線ではピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラ・エア、春秋航空日本(Spring Japan)の4社とも前年よりも旅客数を伸ばし、特に提供座席数を大幅に増やしたバニラ・エアは前年比47.4%増と好調。春秋航空日本(Spring Japan)も予約数は前年を下回っていたものの、旅客数は前年を上回る結果となった。国際線では、運航している3社のうち、ピーチ・アビエーションが搭乗率90%を超えた。

まずピーチ・アビエーションは、国内線で前年比13%増の11万5920席を提供。旅客数は同10%増の10万3471人で、搭乗率は前年を若干下回る89.3%となった。ピーク日は下りが1月3日で搭乗率95%、上りも同じく1月3日で97.4%。


国際線では同36%増の4万8960席を提供。旅客数は提供座席数の増加率とほぼ同じ同33%増の4万4818人となった。搭乗率は前年を若干回るものの91.5%と好調。ピーク日は日本発が1月3日で搭乗率95.6%、日本着が12月30日で94.4%。

ジェットスター・ジャパンの国内線は、提供座席数が同13.0%減の16万9200席となったものの、旅客数は同3.7%増の14万765人と好調。搭乗率も前年の69.8%を大きく上回る83.2%となった。ピーク日は下りが12月29日で搭乗率88.0%、上りが1月3日で94.6%。


昨年から開始した国際線では、5路線で1万8000席を提供、旅客数は1万2919人、搭乗率は71.8%だった。ピーク日は日本発が12月25日で88.4%、日本着が12月31日で81.7%。

バニラ・エアは、国内線で同44.1%増の3万5280席を提供したことで、旅客数も同47.4%増の3万1971人と大幅に増加。搭乗率も前年を2.0ポイント上回る90.6%となった。ピーク日は、成田発が12月26日で94.7%。成田着が1月2日で96.1%。国際線では、同59.1%増の2万5200席を提供し、旅客数も同45.5%増の2万1413人と増加したものの、搭乗率は前年を7.9ポイント下回る85.0%となった。ピーク日は、成田発が12月26日で96.7%。成田着が1月2日で87.5%。

春秋航空日本(Spring Japan)は、国内線2路線で提供座席数を同23.9%減の1万3230席としたものの、旅客数は同1.3%増の1万2136人と健闘。搭乗率も前年の68.7%から91.8%と大幅に改善した。ピーク日は下りが12月29日で100%、上りが1月2日と3日でともに100%となった。