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カンタス航空、ボーイング787-9ドリームライナーの新客室デザイン発表、3クラスで1年後のフラッグシップに

カンタス航空は、1年後に導入するボーイングB787-9型機の新客室デザインを発表した。ビジネスクラスが42席、プレミアムエコノミーが28席、エコノミークラスが166席の計236席で、長距離を航行する機材として快適性を最大限に高めたのが特徴。今後のカンタス航空の旗艦機材となる。

ビジネスクラスはエアバスA330に導入した次世代客室のビジネススイートを搭載。離陸、着陸時でもリクライニング可能なフルフラットベッドの座席を採用したほか、B787では各席の仕切り位置を調整できるようにし、旅客のニーズに合わせた対応を可能とした。

エコノミークラスは座席間隔を、エアバスA380よりも1インチ広げ、よりスペースを設けた仕様に。新たに、電子機器ホルダーやUSBポートを設置したほか、A380の機材で導入した就寝時の足のせ台になるフットネットも用意した。

デザイン要素は旅客の声を反映した形で取り入れたもので、特に要望の多かった収納スペースについては、電子機器や飲料ボトルを収納できるようなデザインにした。カンタス航空のエコノミークラスでは、他の航空会社のプレミアムエコノミーに装備される機能が装備されているという。

B787-9型機の導入路線は今後発表。現在、B747型機が運行している路線を順次引き継ぐほか、国際線の新路線にも導入する。最初の国際線の販売はクリスマス前ごろを予定している。