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JALとANA、バイオジェット燃料の活用を強化、JALは国産燃料の活用も計画

日本航空(JAL)とは全日空(ANA)2019年1月、米・サンフランシスコ国際空港でバイオジェット燃料の供給を受けることを発表した。CO2削減など、両社がそれぞれ推進する環境課題の解決に向けた取り組みの一環だ。

JALは今回、同空港にて昭和シェル石油からバイオジェット燃料の供給を受け、2019年1月末までにサンフランシスコ/羽田路線で同燃料を搭載して運航。将来的にはバイオジェット燃料を継続的に利用する体制を築くことを目標にしている。

JALはこれまでに、シカゴ・オヘア/成田路線でバイオジェット燃料を搭載した運航をおこなったほか、非食品系バイオジェット燃料を用いた試験飛行も実施。先ごろバイオジェット燃料製造会社にの出資を実施。2020年には、衣料品を原料とする国産バイオジェット燃料を活用した運航もおこなう計画だ。

一方のANAもESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した事業活動を進める中で、地球温暖化対策に取り組んでいるところ。今回の取り組みでは、米・ワールドエナジー社が使用済みの食用油を原料に製造・精製している燃料を活用。この燃料は従来のジェット燃料と同一規格の適合証明を取得しており、同じように使用することができるという。