日本航空（JAL）と野村総合研究所は、共同出資でデジタルマーケティング技術を提供する新会社「JALデジタルエクスペリエンス」を設立した。

両社はこれまで、「どこかにマイルサービス」の共同開発など、新サービスの創出で協力してきた。今回の共同出資は、こうした取り組みを発展させるもの。JALの顧客基盤や高品質なサービスと、野村総研のデータアナリティクスやAI（人工知能）などのデジタルテクノロジーを掛け合わせ、旅先や日常生活を豊かにする体験やライフスタイルに添ったサービスをパーソナライズした形で提供。様々な企業と提携し、展開していく。

まずは第1弾として、2019年秋に新しい会員組織を創設。会員の日常生活に寄り添うサービスを、各企業との提携を通して展開する。

発表資料より

さらにJALデジタルエクスペリエンスでは、JALが2019年1月に設立したコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド「Jpan Ailrlines Innovation Fund」とも連携。JALグループの新たなサービスプログラムも開発していく。新会社の概要は以下の通り。

新会社の概要

• 商号：JALデジタルエクスペリエンス株式会社
• 設立日：2019年2月4日
• 本社所在地：東京都品川区東品川2丁目4番11号
• 代表者：
  • 代表取締役　 三須基樹氏（日本航空株式会社）
  • 代表取締役　中村博之氏（株式会社野村総合研究所）
• 資本金：1.4億円（4.75億円まで増資予定）
• 出資比率：JAL　51%、NRIグループ　49%（NRI　44%、ブライアリー・アンド・パートナーズ・ジャパン株式会社　5%）