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リクルート決算、「じゃらん」など旅行分野の売上は4.6%増、宿泊単価の上昇が寄与 - 2019年第3四半期

リクルートの2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~12月31日)で、旅行分野の売上収益は前年比4.6%増の467億円となった。第3四半期のみ(2018年10月1日~12月31日)では6.7%増の150億円。旅行分野の増収について同社は、グループのサービスを通じた延べ宿泊者数の増加と宿泊単価の上昇が寄与したと説明する。

リクルート全体の連結業績は、売上収益が7.0%増の1兆7304億円、営業利益が15.3%増の1921億円、四半期利益は13.8%増の1469億円、配当算定基準とする四半期利益は22.1%増の1382億円となった。

売上収益増加の要因は、主要3事業のうち、HRテクノロジー事業とメディア&ソリューション事業の増収によるもの。特にHRテクノロジー事業は51.3%増の2369億円と大幅に成長している。

旅行分野を含むメディア&ソリューション事業は5.8%増の5276億円。同事業では、国内の婚姻組数が減少している結婚分野が0.9%減の419億円と微減になったが、その他の分野は増加。なかでも美容分野は、ネット予約可能サロンの増加と事業者向け予約顧客管理システムの利便性向上で、「HotPepper Beauty」の予約件数が24.4%増の7163万件に増加し、15.3%増の541億円と2ケタ成長となった。

タビナカ領域にも関わる飲食分野は4.2%増の287億円。Airシリーズを軸とする業務支援に取り組み、HotPepper グルメのネット予約人数は24.6%増の6577万人、Airレジ登録アカウント数は19.8%増の38万1000件に増加した。