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出張時の予約に「1時間以上かかる」が3割、出張規定など「条件にあったものを探す」がネック

クラウド型出張手配「AI Travel」を運営するAIトラベルは、先ごろ出張経験がある会社員を対象に「出張手配と経費精算に関する調査」を実施した。この結果によると、出張申請について専用システムやワークフローシステムを使わず人的ベースの人が約6割、予約や手配に1時間以上かかる人は3割弱だった。

同社は「交通宿泊費など見えている経費は削減しやすいが、申請・手配方法をもっと顕在化するとともに解決策が求められている」とコメントしている。調査は2019年3月12~14日にインターネットで実施、回答者数は538人だった。

まず、出張申請の仕方は「紙面」が25.1%と一番多く、「口頭」が22.3%、「メールやチャット」が11.7%。 全体の6割弱がシステムを利用せず人的ベースで行っていることになる。方法は「立替・後日精算」が61.2%を占め、個人で行っているケースが目立つ。また、予約手配にかかる時間は「30分~1時間」が37.5%で最も多かったが、「1時間以上」も28%を占め、社員の業務を圧迫している様子がうかがえる。

報道資料より

出張申請や手配で面倒と思うことは「条件にあったものを探すのに時間がかかる」(31.4%)でトップ。「旅程規定に沿った宿泊施設を探すのに時間がかかる」、「移動手段を調べるのに時間がかかる」という人もそれぞれ2割を超えた。同社は「探す、調べるといった手間を削減すれば、 出張者にとって余分な時間を短縮できるたけでなく、心理的なストレスを解放できるのではないか」と分析している。

この調査は2019年3月12日から14日までインターネットで実施したもの。調査対象は出張経験のある25~50歳の会社員男女538名。