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沖縄観光コンベンションビューロー、首里城火災の情報発信で分析結果を発表、ポジティブ発信に活用へ

沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、首里城火災を受けてOCVBが管理するウェブサイトやSNSで国内外に発信した情報や、世間一般の反応に関するデジタルマーケティング分析を行ない、速報値を発表した。

注目された情報の内容や受け止め方などをチャネル別や市場別に把握し、今後の情報発信に役立てる。OCVBでは首里城火災の関連情報について、正確性とともに現状報告に留まらないポジティブな情報発信を心掛けている。

例えば、OCVBの観光情報サイトでは、火災や閉園部分、関連イベントの中止の情報だけではなく、同じような観光が楽しめる代替訪問の提案などを掲載。SNSでは、首里城正殿の画像と成り立ちや特徴、歴史的な意義とともに沖縄県民の思いなども添え、復興に向けたメッセージも配信した。

記事への反応や関心は国内・海外問わず高く、シェア・リツイートは約500件行なわれ、閲覧数は15万8000人以上、「いいね」は6000件以上、コメント数は350件以上寄せられた。コメントには過去の来訪時の写真とともに「復興を祈る」など応援の内容が多く見られたという。

また、首里城火災に対する世の中の反応については、「Googleトレンド」や「BRAND24」で分析。Googleトレンドによると、SNSを通じて海外にも一挙に広まり、首里や沖縄に対する海外からの一時的な関心が急増したが、10月31日をピーク1週間で収束した。

また、BRAND24での分析では、約1200万人にリーチし、メンション(発言)は2499件。うち、「再建しよう」「支援しよう」などのポジティブな発言が606件、ネガティブな発言が330件だが、ネガティブでも「ショック」や「悲しい」などの感情を示すものが多かった。

なお、首里城公園は11月5日から一部施設開園を開始している。最新情報は下記のホームページへ。