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【年頭所感】リクルートライフスタイル執行役員 宮本賢一郎氏 ― 「国内総旅行回数増加」に注力、新顧客サービスの本格スタートも

リクルートライフスタイル執行役員・旅行領域担当の宮本賢一郎氏が2020年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

宮本氏は、国内宿泊旅行の実施率が15年前と比べて低下していることに触れ、2018年に開始した「国内総旅行回数増加」の取り組みを今年も推進し、旅行業界に貢献していくことを強調。また、創刊30周年となる旅行情報誌「じゃらん」での年間を通じて需要喚起を促す特別プロモーションの展開や、「じゃらんカスタマープログラム」の提供、事業者向け業務支援サービスなどを含め、宿泊施設や地域の声を聞きながらサービスの提供、改善に取り組むとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する


2020年 年頭所感 -年頭挨拶

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2019年は、ゴールデンウィークの大型連休やラグビーワールドカップ2019日本大会の開催による観光客の増加など旅行業界にとって嬉しいニュースがございました。一方で、台風など自然災害が目立つ年となりました。被災された地域の皆さまにお見舞い申し上げると共に、『じゃらんnet』のクーポン発行などを通し復興へのサポートを継続してまいります。

「じゃらんリサーチセンター」で調査している「じゃらん宿泊旅行調査」によると、2004年度には65.4%あった国内宿泊旅行実施率は、2018年度には56.4%に低下しています。宿泊施設・地域のパートナーとして、旅行業界に貢献するべく「国内総旅行回数増加」に取り組むことを2018年に発表しましたが、『じゃらん』では、本年も引き続き「国内総旅行回数増加」に取り組みます。

若年層の行動支援プラットフォーム「マジ☆部」では、19歳や20歳などの若者をターゲットに旅行のきっかけとなる情報を提供しております。昨年は『海マジ!』にて「旅客船」での船旅を体験していただけるようになり、今年で9シーズン目の『雪マジ!』では、利用者の半数以上が社会人(23~29歳)になってもスキー・スノーボードをしていることが分かりました。このように本年も若年層の「需要を創る」取り組みを行ってまいります。

また、1990年に創刊した旅行情報誌『じゃらん』は本年創刊30周年を迎えます。『じゃらん(JALAN)』には、JAPANの真ん中にレジャーの「L」があるという意味が込められており、編集部では創刊より日本中の地域や宿泊施設などを取材し続けてきました。30周年を記念して、旅行の魅力を伝え、需要喚起を促すような特別なプロモーションが始動しており、年間を通じてさまざまな企画を予定しております。

その他「じゃらんカスタマープログラム」では、本サービスを開始予定です。旅行頻度などの利用状況に応じたクーポンやポイントなどを用いた特典提供を行う予定です。

その他も、宿泊施設の業務支援サービス含め、宿泊施設、地域皆さまの声を聞きながら引き続きサービスの提供、改善を行う予定でございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社リクルートライフスタイル


執行役員 旅行領域担当
宮本賢一郎