トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

OYOホテルが民泊ビジネスを加速、欧州大手旅行TUIの民泊・ツアー在庫にアクセス可能に

OYOバケーションホームズと、そのブランドのひとつベルビラ(Belvilla)は、ドイツのe-domizilと戦略的提携を結んだことを発表した。e-domizilは、バケーションレンタル、クルーズ、ツアー商品などを扱う会社。同社は近頃、ドイツ大手旅行会社TUIから子会社TUI WoltersのバケーションレンタルのOTAビジネスとツアーオペレーションビジネスを買収すると発表していることから、今回の提携によってOYOはTUIのバケーションレンタルおよびツアーオペレーションビジネスを獲得することになる。

e-domizilとTUIとの契約は、2020年前半で買収が完了する見込みだが、現在は関連する独占禁止法当局の承認待ち。また、買収額は公表されていない。

OYOバケーションホームズは、バケーションレンタルビジネスに力を入れており、今回の戦略提携もそのひとつとして位置づけられている。最大の市場はヨーロッパで、全供給量の30%〜40%を占めている。

今回の提携により、ヨーロッパで新たに1万7000軒の物件がOYOバケーションホームズのリスティングに加わることになり、その全供給量は5万軒に拡大。対応する国も22カ国から26カ国に増えることになる。