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アメリカン航空、羽田/ダラス線の新規就航を延期、ロサンゼルス線も運休、成田線は週3便で継続

アメリカン航空は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による需要減退への対応として、新たに国際線スケジュールの変更を発表した。日本路線では、羽田発着枠拡大を受けて2020年3月29日から開設する予定だった羽田/ダラス・フォートワース線の就航を5月に延期。さらに、羽田/ロサンゼルス線と成田/ロサンゼルス線についても3月16日〜5月6日まで運休する。一方、成田/ダラス・フォートワース線は週3便で運航を継続する。

入国禁止措置が始まったヨーロッパ線については、ダラス・フォートワース/ロンドン線、マイアミ/ロンドン線については1日1便の運航を継続するが、新規開設予定だったボストン/ロンドン線は5月に延期。ニューヨーク(JFK)、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス/ロンドン線は、ヨーロッパから乗客や乗務員を輸送するため、3月23日にかけて徐々に減便しながら運航するが、その後は5月6日まで完全に運休する。

シャーロット、フィラデルフィア、フェニックス発着のロンドン、ダブリン、マンチェスター便は、米国3空港がゲートウェイとして認められていないため、3月15日で運休した。

南米路線は3月16日から5月6日まで以下の路線で運休する。

今回の運航スケジュール変更により、アメリカン航空の国際線は3月16日から5月6日にかけて、前年比75%減少することになる。カナダ、メキシコ、カリブ海諸国、中央アメリカ、南米北部の一部地域への短距離国際線は予定通り運航される。

一方、国内線の供給量については、4月が前年比20%減、5月は同30%減になる見込みだ。