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ホテル最大手マリオット、新たな衛生基準を設定、消毒で新テクノロジー導入へ

マリオット・インターナショナルは、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行に対応し、新たな衛生基準やホスピタリティ規範を設定した。協議会「グローバル・クリーンリネス・カウンシル」を設立し、社内外のエキスパートの知識を活用しながら、ゲストや従業員を守る安全措置を強化していく。

例えば今後数か月をかけ、ホテル全体の表面部分を殺菌できる静電噴霧器などのテクノロジーを導入。このうち静電噴霧器は客室やロビー、ジム、その他公共スペースなどの洗浄・殺菌で使用可能なもので、作業時には米国疾病対策予防センター(CDC)と世界保健機関(WHO)が推奨する最高度の消毒剤を使用する。このほか、客室のキーや従業員の共有機器を消毒する紫外線技術についても、テストを行なっているという。

また、衛生対策として、清掃計画も強化。表面エリアの入念な殺菌作業に加え、ゲストの安全対策として一定距離を保つお知らせの看板設置やフロントデスクへの仕切り追加、手指消毒剤の設置か所の増加のほか、3200軒超のホテルでチェックインやルームサービス、その他用件等を、ゲスト自身の電話で依頼できるようにする。

食品安全では、関連する従業員向けの衛生及び消毒実践法のトレーニングを含むプログラムを実施。インルームダイニングのオペレーションも変更し、ビュッフェに関しては新たなアプローチを検討する方針だ。