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楽天東急プランニングが新設、データマーケティングで、消費行動分析データを店舗で活用など

楽天と東急は、「楽天東急プランニング」を共同で設立した。両社が蓄積してきたオンラインとオフラインのデータを活用し、データマーケティングソリューションを提供していく。新会社の代表取締役社長には楽天の常務執行役員である笠原和彦氏が、代表取締役副社長には東急の経営企画室マーケティング・IT推進グループ統括部長である日野健氏が就任する。

楽天東急プランニングは、両社のマーケティングソリューションの強化、東急グループの店舗マーチャンダイジングへの活用、広告主企業に提供する広告パフォーマンスの最大化、両社のアセットを組み合わせたOMOによる新しい購買行動や購買体験の創出を図ることで、可視化した顧客のニーズに合わせた商品の仕入れや、顧客に適した広告による商品情報の発信、利便性の高い購買体験の提供を通じた顧客の生活価値向上を目指す。

具体的には2020年10月から、「東急ストア」などの東急グループの店舗で両社の消費行動分析データを活用することで、販促情報の提供、品揃えの充実、価格設定の見直しといった店舗運営力向上の取り組みや効果検証を行うほか、11月からは両社のデータを活用したウェブ広告の実験販売、二子玉川エリアで新たなデジタルサイネージによる実験販売を行う予定。

さらに、9月から楽天グループの共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」およびスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」の東急グループの実店舗決済システムへの導入を加速させる。