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【図解】欧米豪からの2020年6月の訪日客数99.7%減、主要3国の提供座席数は回復傾向も8割減

日本政府観光局(JNTO)によると、2020年9月の訪日外客数は前年同月比99.4%減の1万3700人(推計値)にとどまった。6カ月ぶりに1万人を超えたが、12カ月連続で前年同月を大幅に下回った。

これをアメリカ、オーストラリア、イギリスの欧米豪3カ国でみると、アメリカが99.5%減の600人、オーストラリアが99.9%減の90人、イギリスが99.8%減の100人で、合計で99.7%減の790人だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、いずれも日本政府による上陸拒否、検疫強化の対象になっているのに加え、現地政府もオーストラリアが海外渡航禁止を発令。アメリカは日本への渡航についてレベル3の渡航の再検討を発出している。

需要急減とともに、長距離の欧米豪市場でも航空会社が日本への直行便を引き続き大幅に運休・減便。航空データOAG社によると、9月にアメリカ、オーストラリア、イギリスの3カ国から日本に到着した国際航空便は便数で82.3%減の430便、提供座席数で83.2%減の10万5018席だった。ただ、3カ月前の6月と比べると、便数が193便、提供座席数が4万5688席増加しており、アメリカ中心に回復傾向がみられる。

国別では、アメリカが80.2%減/390便、81%減/9万6359席、オーストラリアが95.9%減/12便、96.4%減/2880席、イギリスが83.3%減/28便、84.7%減/5779席だった。

アメリカ、オーストラリア、イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。

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