トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

アメリカン航空のフライトでJAL国際線出張プログラムの利用が可能に、両社の提携深化で米国の出張にも大きなメリット(PR)

アメリカン航空は2021年1月から、日本航空(JAL)の国際線出張プログラム「JALコーポレートフライトメリット(JCFM)」の対象航空会社となった。これにより、プログラムに登録する法人企業がアメリカン航空便名のフライトを利用した場合も、JCFMプログラムの実績積算の対象となり、特典がより獲得しやすくなる。

これまで、航空連合「ワンワールド」のパートナーとして、そして、太平洋路線での共同事業パートナーとして協業関係を深化させてきた両社が、今後は法人向けプログラムでも相乗効果を発揮することになる。

コロナ禍で海外出張が以前のような頻度で行えない状況にあるなか、JCFMでは2021年度限定の入会キャンペーンや特別対応も実施している。JCFMのサービスと、アメリカン航空便を利用する法人企業や出張者のメリットをまとめた。

利用しやすくなった「JALコーポレートフライトメリット」

JCFMは、JALが法人向けに、海外出張でのJAL便の利用に応じて特典を提供する無料のプログラム。登録した法人会員は、年間利用金額に応じた航空券割引、または利用合計額をポイントに換算のうえ、さまざまな商品・サービスとの交換を、特典として受けられる。

このJCFMの積算対象フライトに、今回、アメリカン航空便が加わった。これまでもアメリカン航空便は、JAL便名のコードシェア便に限り対象だったが、今回の提携でアメリカン航空便名の日本発着区間のフライトも対象になったのだ。ハワイ路線以外の米国内区間、および米国/カナダ区間も、日本発着旅程と同一航空券に含まれる場合は対象になる。

入会対象は日本に事務所がある法人で、入会金や年会費は不要。利用金額の積算期間は1年間で、特典獲得の最低バーは年間100万円からと低い。JCFMに係る費用の負担なしに、月10万円弱の利用で出張費用の削減をはじめとする特典を享受できるのは、法人会員にとって大きなメリットだ。また、フライトマイルは出張者に加算されるので、出張者自身にも喜ばれるプログラムになっている。

加えて、日本発着のアメリカン航空便は長距離路線のため、最低バーの年間合計100万円を達しやすい。アメリカン航空が強みとする米国内への乗継便の利用時は、さらに積算金額が大きくなる。アメリカン航空はそのネットワークの豊富さから、米国内や中南米でのビジネスが多い法人の業務渡航の足として多く利用されてきたが、今回の連携強化によって、さらにアメリカン航空を利用するメリットが高まるだろう。

出張企業や出張者への特典が多いJALコーポレートフライトメリット(JCFM) 

年間総額100万円から享受できる特典

具体的な特典の区分は、以下の画像の表の通り。特典内容は、航空券の割引の場合、積算金額によって「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」のステージに分けられ、そのステージによって割引率が変わる。シルバーが公示運賃から2%割引、ゴールドが3%割引、プラチナが5%割引だ。

積算金額に応じて付与されるポイント利用では、JAL旅行券、Amazonギフト券、JCBギフトカード、空港送迎サービス、JAL国際線機内Wi-Fi利用クーポン、ビジネス関連講座と交換することが可能。ポイントは、利用実績5万円につき1ポイント(1000円相当)の割合で換算される。

JCFMの特典内容。今年はコロナ禍を踏まえ、特別対応も

対象の運賃は、券番が「131」あるいは「001」で始まる航空券で、アメリカン航空の予約クラスではファーストクラスがF/A、ビジネスクラスがJ/C/D/R、プレミアムエコノミークラスがW/P、エコノミークラスがY/H/K/M/L/V/S/Q。

JCFMの対象運賃と予約クラス。アメリカン航空の運航便での対象

現在、コロナによって業務渡航が困難な状況にあるが、JCFMでは業務渡航の再開を見据えて、2021年度限定で入会キャンペーンを実施。JCFMに入会するすべての法人を対象に、国際線航空券の割引対象運賃から2%を割り引く。対象期間は2021年6月1日~2022年3月31日。

なお、2019年4月~2021年12月の期間は、コロナの影響を考慮して特別対応を実施。通常の積算方法で「シルバー」に届かなかった場合でも、単月の利用実績が1回でも200万円以上であれば、「シルバー」の特典を提供する。

業務渡航復活でJCFMが大きな強みに

新型コロナウイルスは、業務渡航市場を大きく変えている。オンラインミーティングが普及したことで、今後、出張需要の完全回復は見込めないという声が多いのも事実だ。

一方で、異なる見方もある。アメリカン航空のダグ・パーカー会長兼CEOは、「これまで、さまざまなテクノロジーが発達し、ビジネスの世界でのコミュニケーションは便利になったが、旅行は止まらなかった。ビジネスはソーシャルファンクション。対面ビジネスは戻ってくる」(2020年10月開催のCAPA Liveにて)と発言し、引き続き業務渡航市場にも注力していく考えを示している。

JCFMの対象になったことで、海外出張でもアメリカン航空とJALとのシームレスなサービス提供が実現。コロナ禍で出張環境が日々変わるなか、利用者のニーズや渡航状況にあわせた特典を提供できるようになった。今後、ワクチン接種が世界中で進み、海外出張の回復が軌道に乗れば、JCFMがアメリカン航空の利用者にとっても、大きなメリットになることは間違いない。

アメリカン航空は米国内や中南米へのフライトネットワークが充実

JCFMでさらに深まるJALとのパートナーシップ

アメリカン航空とJALはワンワールドメンバーとして協業関係を深めてきた。太平洋路線での共同事業は2011年の開始から10年が経ち、運賃設定からマーケティング、サービス・プロダクトの開発や品質向上まで、両社で高めあってきた。

共同事業は、両航空の利用者にとってもメリットは大きい。例えば、行きはアメリカン航空を利用し、帰りは日本航空を利用するなど、両社のフライトの自由な組みあわせで、スムーズな乗継を実現している。もちろん、どちらの便を利用してもマイルが加算でき、上級会員特典の利用も可能。空港ラウンジも共有している。

さらに、両航空利用者にとって、アメリカン航空の強みのひとつである北米および中南米への乗継も大きな魅力。アメリカン航空は2021年夏季スケジュールから、現行の成田/ダラス線に加え、羽田/ロサンゼルス線も毎日運航を再開し、ネットワークの拡充を図っている。国際線の需要が復活した際、日米間はもとより米国国内都市、そして中南米への乗り継ぎの利便性は、業務渡航にとって大きな価値となるはずだ。

アメリカン航空とJALとの長年にわたるパートナーシップの深化の1つ

広告:アメリカン航空 aa.com

サービス詳細・入会手続き: JALコーポレートフライトメリット(JCFM)

お問い合わせ:JCFMデスク 03-6720-8605 10:30-12:00、13:00-16:30(土・日・祝日・年末年始除く)

記事:トラベルボイス企画部