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JAL、IATAトラベルパス試験導入、国際線全乗客対象のコロナ補償も拡大

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日本航空(JAL)は、国際線での新型コロナウイルス感染症対策を強化する。デジタル証明アプリの実用化に向けた取り組みの第1弾として、2021年6月15日から「IATAトラベルパス」の試験導入を開始するほか、新型コロナに関する医療費・検査費・隔離費用をサポートする「JALコロナカバー」の対象期間を6月末から9月末まで延長する。

IATAパスを試験導入するのは羽田/ホノルル線で、6月15日~7月11日搭乗分の予定。IATAトラベルパスアプリをダウンロードし、アカウント、フライト情報を登録したうえで協力医療機関でPCR検査の予約、受検。出発時空港カウンターでアプリ上に表示される「OK to Travel」画面と、入国に必要な渡航書類を提示することでスムーズな渡航につなげる。

また、「JALコロナカバー」はJAL国際線利用の全乗客が対象で、渡航先で新型コロナの陽性が判定された場合の医療費・検査費・隔離費用を負担するほか、濃厚接触者と判定された場合や、発熱などの疑わしい症状があり検査や隔離を要請された場合、陽性判定前の隔離・宿泊費用のサポートも新たに追加する。