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カタール航空、IATA主導のカーボンオフセット取引を実施、価格など透明性の高い集中型市場で

カタール航空は、IATAクリアリングハウス(ICH)を通じたIATA航空カーボンオフセット取引(ACE)を実施した。この取り組みを実施したのは同航空が初めて。

IATA航空カーボンオフセット取引は、航空会社や航空事業関連業者がコンプライアンスや自主的なオフセットの手段として、二酸化炭素排出削減ユニットを取引できる集中型市場のこと。価格や排出量削減ユニットなどで、透明性の高い取引環境として位置付けられている。

また、国際民間航空機関(ICAO)が推進している「国際民間航空のためのカーボンオフセット及び削減スキーム(CORSIA)」のプロセスを簡略化でき、同時に自主的な排出削減プログラムの実施も可能になる。

カタールは、国として石油産業やガス産業の依存から脱却し、2030年までに訪問者数を700万人に増やす目標を掲げるなど観光立国を目指すとしている。