世界観光機関(UNWTO)とアジア開発銀行(ADB)は、観光事業計画や観光地経営におけるビッグデータの活用法をまとめた共同レポートを発表した。アジア太平洋でのビックデータの活用例を示しているほか、市場回復に向けたビックデータの役割などを経済的、社会的、環境的観点から明らかにしている。

今後、旅行市場が回復に向かなかで、観光地、事業者、観光従事者にとってデータ活用は不可欠で、デジタル証明書やバイオセキュリティ技術などの実装においても重要との認識から、このレポートがまとめられた。

レポートでは、プライバシー保護、スキル、データの信頼性、ガバナンス、インフラなどビックデータの最適な活用やデジタル化に向けた課題を抽出し、それに対する解決策を提示している。