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空港の保安検査場でPCや液体物の取出し不要に、JALが羽田・国内線で今夏まで順次導入、殺菌トレイも

日本航空(JAL)は2022年4月から、羽田空港国内線で利用する全保安検査場に「JAL SMART SECURTY」を順次導入する。SMART SECURTYとは、X線CT検査装置とスマートレーンを組み合わせた保安検査レーンのこと。

同レーンではコンピュータで手荷物の3次元画像によるX線検査を実施するため、搭乗客はパソコンや液体物を取り出して検査を受ける必要がなくなる。また、1レーンにつき3か所の個別準備台を用意し、準備ができた搭乗客から検査を受けられるようにするなど、検査の待ち時間を短縮できる工夫も設けた。さらに、レーン内にはUV(紫外線)殺菌装置を内蔵し、保安検査用トレイを最大99.9%殺菌することもできるという。

JALでは1月下旬ごろに設置工事を開始する予定。8月ごろまでに導入を完了する予定だ。