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フランス、ワクチン接種を事実上義務化、飲食店などの利用時に新たな「ワクチンパス」提示を必須に

フランス政府は現地でレストランや観光地、航空機や長距離鉄道などを利用する場合に提示を義務付けている「衛生パス」を「ワクチンパス」に移行することを国会で承認した。2022年1月20日頃には、ワクチン接種者だけを認める「ワクチンパス」へと強化されることになる。

フランス観光開発機構(アトゥー・フランス)によると、これまで「衛生パス」を取得するためには、65歳以上は3度目の新型コロナウイルス・ワクチン接種を受けていること、18歳から64歳は3度目のワクチン接種を受けているか、2回目のワクチン接種から7カ月間が経過していないこと、ワクチン未接種者はPCR検査の陰性証明で24時間のみ有効の衛生パスを取得することという、3つのうちいずれかをクリアしていることが条件だった。

今後は「ワクチンパス」としてワクチン接種が必須となり、PCRの陰性証明では不可能になる。

なお、12歳から15歳は引き続き「衛生パス」が適用される。2月15日以降はワクチンパスを取得するための条件として、2回目のワクチン接種から7カ月を経過していないことが4カ月に短縮となる予定。1月17日時点では、「衛生パス」から「ワクチンパス」への移行準備期間になっているという。

フランス観光開発機構では、現在は「衛生パス」から「ワクチンパス」への移行準備期間となっているため、今後の渡航予定者に対してはあらかじめ「ワクチンパス」の条件で準備することを勧めている。

フランス観光開発機構:資料より