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旅行者心理に変化、「じっくり」「穴場」など人気上昇、一方で旅行意欲は低下傾向

じゃらんリサーチセンターは、「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査の結果を公表した。調査期間は2022年1月28日~1月29日。同センターでは、2020年3月から継続的に影響調査を実施している。

それによると、旅行実施に前向きな割合は55.7%と過半数を占めた一方、旅行意欲は前回調査(2021年11月)から12ポイント低下した。

新型コロナウイルスが広がる前と現在の旅行に関する考えについて調べたところ、最も差が大きかったのは「旅行に行くことは慎重に考える」で、コロナ前よりも21.7ポイントも増加した。

また、「限られた観光スポットをじっくり訪れたい」「宿泊施設で食事をとりたい」「旅程には余裕を持たせたい」「リラックスできる旅行をしたい」「特定の宿泊地を拠点に観光をしたい」「穴場やあまり知られていないスポットに行きたい」では、5ポイント以上増加した。

これに対して、「いつ情報を得ようとするか」「目的と旅行先のどちらを先に決めるか」「旅程を全て自分で決めたいか」「価値ある旅行のためには出費を惜しまないか」「旅行の実施の判断を誰がするか」「旅程をどのくらい詳細に決めるか」「なじみのある地域か新しい地域に行くか」については、4ポイント未満の変化にとどまった。