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タイ、国境を完全開放、出発前検査が不要に、到着初日の検査陰性で国内自由旅行が可能

タイ政府は、2022年4月1日からすべての国・地域からの旅行者に対して、出発前のPCR検査陰性証明の提示を不要とした。また、プーケットやクラビなど「サンドボックス」対象地域への入国でも不要とし、同地域に5日間滞在した後は、自由にタイ国内を旅行することも認めることにした。

空路での入国にあたっては、Thailand Passでの情報申請が必要なほか、保障額2万ドルまでの海外旅行保険への加入、政府指定のホテル初日1泊分の宿泊前払いが求められる。

ワクチン接種については、18歳以上はタイ入国14日前までに2回接種を完了していること、12~17歳は入国14日前までに少なくとも1回の接種を終えていることが必要。また、家族同伴の12歳以下はワクチン接種を必ずしも求めない。このほか、過去に感染歴のある旅行者は、医療機関が発行する回復証明書が必要。

入国後は、初日宿泊の指定ホテルでPCR検査が行われ、陰性であれば、タイ国内の移動は自由。ただし、抗原検査キットが渡され、滞在5日目に自己検査を行い、その結果を指定のアプリを通じて当局に報告する義務がある。5日以内にタイを出国する場合は不要。

サンドボックス対象地域でも同様の要件。クラビ、パンガー、プーケットへの旅行者は初日から5日間の滞在中に3回宿泊施設を変更することが可能。サムイ島、バンガン島、タオ島への旅行者は、最初にサムイ島に滞在し、検査を受ける必要があり、陰性であれば、他島を含めてホテルを移動することが可能になる。