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ゴールデンウィークの経路検索、ナビタイム検索数はコロナ前の水準に、自動車は9割まで回復

ナビタイムジャパンの交通データ事業は2022年ゴールデンウィークの経路検索数と目的地の変化について、2019年以降の推移と比較分析し、その結果を発表した。調査対象の期間は各年とも4月29日~5月5日で、ナビタイムが提供する各種ナビゲーションサービスから、同意を得て取得した検索履歴データを活用して実施したもの。

これによると、2022年の経路検索数は2019年と比較し、自動車は90.6%、公共交通でも71.4%までに回復。ナビタイムでは、検索数がコロナ以前の水準に戻りつつあることがわかるとしている。

目的地のジャンル別の経路検索数でも、回復傾向がうかがえる。コロナ禍で、2020年と2021年は「生活雑貨/日用品」が、それ以外の「歴史/文化/見学」や「レジャー/アウトドア」「ショッピングモール/商店街」「スポーツ」などと比べて減少幅が低かったが、2022年は「スポーツ」(68%)を筆頭に2019年比60%前後の推移に集中しており、ジャンルによる差が見られなかった。

発表資料より

では実際、2022年のゴールデンウィーク期間に検索された目的地はどこか。自動車では1位「国営ひたち海浜公園」、2位「あしかがフラワーパーク」で、トップ2は2019年のランキングと同じ結果に。公共交通では1位は「羽田空港国内線旅客ターミナル」となり、ナビタイムでは飛行機を利用して出かける人が多かったとみている。

また2022年の結果で自動車、公共交通とも共通しているのは、「善光寺」が大幅に上位にあがったこと。自動車は前年の47位から3位に、公共交通でも前年の52位から8位となった。これは今年、7年に1度の御開帳が開催されている影響で、ナビタイムでは善光寺とあわせて観光されやすいスポットも分析。善光寺を目的地として設定した自動車検索結果から、「国宝松本城」や「戸隠神社」の関連性が強かったとしている。

2019年~2022年のゴールデンウィークスポット検索ランキングの結果は以下の通り。

発表資料より

発表資料より