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SNS「スナップチャット」、観光事業者向け広告を本格開始、ユーザーの旅行意向にあわせて

米国で人気のSNS「スナップチャット(Snapchat)」は、新たに広告主向けに「ダイナミック・トラベル・アド」の提供を本格的に始めた。これは、スナップチャッターと呼ばれる利用者の関心に合わせて広告やキャンペーンを打てる仕組み。

具体的には、スナップチャッターの旅行意向に基づた地域に関連性の高い広告オーディエンス・ターゲティングを展開する。また、スナップチャットの豊富なデータを活用し、ホテル、航空会社、観光地、ツアーなどで地域に関連性の高いキャンペーンを配信する。

同社によると、米国のスナップチャッターの76%がパンデミック前の旅行行動に戻ると回答。特に、ミレニアル世代とZ世代の旅行意欲が高く、この世代では広告を見た後に旅行の計画を立てる割合が他の世代よりも37%も高くなっているという。

同社は昨年ベータ版をリリース。ブッキング・ドットコムは、ダイナミック・トラベル・アドを活用し、スナップチャッターの閲覧履歴に基づいて、関連性の高い地域情報を配信。商品購入あたりのコストを20%削減することに成功したという。

また、エティハド航空は、フライト検索あたりのコストを4分の1に削減し、ROAS(広告の費用対効果)は307%も増加したという。

報道資料より