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小学館とスタートアップが本の街「神保町」でホテル運営、客室にも廊下にも本、スタッフの選書サービスも

マンガや本をコンセプトとしたホテルを運営するスタートアップのdot社が、このほど小学館と資本業務提携を締結したと発表した。2021年12月に開業した「BOOK HOTEL 神保町」の運営で協業する。

「BOOK HOTEL 神保町」は古書店が立ち並ぶ東京・神保町にある12階建てのホテル。客室数は32室で、エントランス、2~12階の廊下、部屋の中にさまざまな書籍を用意する。スタッフによる選書などのサービスも提供しており、オープンから4カ月でリピート率が28%を超えているという。

業務提携の資金は、「BOOK HOTEL 神保町」の改装、新コンセプトホテルの運営などに充てる予定。dot代表取締役の御子柴雅慶氏は「小学館の協力を得て、コンテンツを磨いていくことでホテルの優位性を出していきたい」、小学館代表取締役の相賀信宏氏は「このホテルが注目を集めることで、小学館創業の地でもある本の街・神保町の活性化に期待したい」などとコメントしている。

dotはマンガをコンセプトにしたホテル「MANGA ART HOTEL,TOKYO」も運営している。