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アジア太平洋11か国の旅行者意識、日本は旅への態度指数が最下位、最大の懸念は「病気になること」

オンライン旅行ブッキング・ドットコムは、アジア太平洋地域を対象とした「APAC旅行態度指数(APAC Travel Confidence Index)」調査を実施し、その結果を明らかにした。この調査は、11カ国の旅行者の感情や旅に対する自信・安心感の違いを調べたもの。調査は2022年4月~5月にかけて実施された。

APACの旅行に対する態度の平均指数は76%。最も高い態度指数を示した旅行者が多い国のはインドで、86%が「今後12ヶ月のうちに旅に出かけるつもりだ」と回答。ベトナムと中国が続いた。日本については、回答者の62%が「今後12ヶ月のうちに旅に出かけるつもりだ」と回答したものの、11カ国中最下位となった。

報道資料よりまた、旅を考える際の障害については、APACでは「費用」(38%)が最も多く、続いて「隔離されることへの恐怖」(37%)、「頻繁に変わる国境規制の影響で身動きが取れなくなる可能性」(37%)が挙げられた。日本に限ると、最も多かった答えは「病気になることへの不安」で47%を占めた。次が「費用」で39%。

旅行において「各種の混乱や障害はつきものであると思うか」という問いに対しては、日本では約半数(47%)、韓国でも32%の回答者が「いいえ」と回答。その他の国と比べて高い割合となった。