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ドイツ観光局とフランス観光開発機構、相互観光交流でキャンペーン、両国のインフルエンサーが情報発信

ドイツ観光局(DZT) はこのほど、フランス観光開発機構(Atout France)とともに国境を越えたインクルージョンに焦点を当てたキャンペーンを開始した。これは、2014年に締結された合意に基づくもの。両国観光局がそれぞれの国の関心を高める取り組みを進めていく。

キャンペーンの一環として、フランス人とドイツ人のインフルエンサーが、フランス国鉄(SNCF)を利用して、ブルゴーニュ地方のディジョンからドイツ南部のワイン街道を旅行。その様子を両者のSNSおよび両観光局の公式SNSに投稿した。

ドイツ観光局CEOのペトラ・ヘードルファー氏は、今回の取り組みついて「サステイナブルな移動手段である鉄道を活用して、地方ならではの魅力あふれる観光素材の提供を強化していく」とコメント。また、フランス観光開発機構GMのカロリーン・ルブシェー氏は「ドイツ観光局との協力で、インクルージョンとサステイナビリティに基づいて観光業を再活性化させていきたい」と述べている。

2019年のフランスからの訪独観光客の延べ宿泊件数は390万件で、欧州域内からの訪独観光客ランキングでは6位。2021年の延べ宿泊件数は150万件となり、コロナ禍で落ち込んだ2020年と比べると8%の伸びを示した。

ドイツ観光局とフランス観光開発機構は、日本市場でも定期的に情報交換を行い、B2B、およびB2Cの両面で積極的な協力関係を構築している。