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今こそ知っておきたい海外旅行中のネット接続、最新事情とセキュリティの観点で比べてみた(PR)

入国者数の上限撤廃や帰国前のPCR検査の撤廃で、気兼ねなく海外旅行ができる条件が整った。今後の海外旅行で不可欠になるのが、通信手段の確保。2年半超に及ぶコロナ禍で、人々はテレワークやウェブ会議、動画視聴など、オン/オフの両面で大容量の通信サービスを使うことが増えた。この習慣はコロナ以降も続き、海外旅行中も同様の通信環境を求める旅行者が増えるはずだ。

海外旅行を扱う事業者として、そして海外旅行を控える一個人としても、知っておきたい海外でのネット接続の手段とその特徴、セキュリティリスクなどをまとめた。

海外での通信手段、それぞれの特徴

これまで日本人旅行者は、旅行先の海外でどのようにインターネットを利用していたのか。

JTB総合研究所の2019年6月時点の調査によると、「日本からレンタルWi-Fiルーターを持っていく」(36.8%)が4割以上を占めて最多。「ホテルなど現地施設の無料Wi-Fiを使用する」(35.9%)とともに抜きんでており、「携帯会社のサービスを海外でも使用できる設定に変更する」(16.8%)、「現地でWi-Fiルーターを借りる」(11.4%)、「現地でSIMカードを購入し、入れ替える」(10.7%)が続いた。

つまり、日本人にポピュラーな海外でのネット接続手段は、人気がある順に「Wi-Fiルーター」「(現地の施設が提供する)無料Wi-Fi」「旅行者が日本で使用しているスマホの海外データローミング」「現地で使えるSIMカード」ということだ。

では、それぞれの通信手段の特徴を見てみよう。

最も一般的なWi-Fiルーターのレンタルは、事前の設定が不要で、パスワードを入れればつながる。手間の少ない、簡単な通信手段といえるだろう。バッテリーの残量に注意する必要があるが、自分だけの通信環境を確保でき、スマホ、パソコンなど複数のデバイスや、複数人で利用できるため用途が広いのもメリットだ。

海外データローミングは、特に準備の必要がなく、手持ちのスマホをそのまま使えるメリットは大きい。荷物も日本でいるときと同じで、携行にも気を使わない。ただし、契約や設定によっては費用が高額になるケースがある。

海外用SIMカードは、比較的安価で、手持ちのスマホをそのまま使えるのがメリット。ただし、通信をするための準備として、手持ちのスマホのSIMロック解除と現地SIMに差し替えをする手間がかかる。

さらに、海外用SIMカードは、SIMの発行事業者に割り当てられた周波数帯(バンド)に、手持ちのスマホが適合していることが必要だ。端末は複数のバンドに対応しているが、そのうち1つしか対応しない場合、通信速度の低下やカバーエリアが狭くなる可能性がある。実際、現地で購入したSIMカードを手持ちのスマホに入れて通信しようとしたところ、通信できなかったという話も少なくない。

現地通信会社のSIMカードは安価かつ便利な手段の1つ。SIMに割り当てられた周波数帯に、手持ちのスマホが適合していることが前提

“なりすましWi-Fi”のリスクとは?

では、日本人旅行者が海外での通信手段として2番目に多く利用されている、ホテルや店舗でのフリーWi-Fiはどうだろうか。

無料のWi-Fiはもちろん便利で、空港やホテル、店舗などが正式に設置しているフリーWi-Fiはほとんど、問題なく使用可能だ。ただ、一部でセキュリティについて脆弱な場合があるのも事実。セキュリティ対策がとられていないと、ネットワークへの不正アクセスやコンピューターウィルス配布の「踏み台」などに悪用されることもある。 

フリーWi-Fiの中には悪意ある“なりすまし”があり、誤って接続してしまうと、「通信を傍受される可能性」と「不正アクセスを受ける可能性」という2つの危険性がある。

たとえば、悪意のあるWi-Fiでの接続時に、IDやパスワード、クレジットカード番号などが必要なサービスを利用すると、それらの情報が抜き取られる可能性がある。設置されたWi-Fiの設定で通信可能にしたパソコンなどの場合、不正アクセスを受ける可能性もある。

繰り返しになるが、空港やホテル、店舗など提供元が確かな公式のフリーWi-Fiは概ね安全で、むやみに恐れる必要はない。しかし、悪意あるフリーWi-Fiは、公式フリーWi-Fiをまねて同じネットワーク名称を使用しているケースが多く、正否を見極めるのが難しい。ネットワークの選択画面に、正式なフリーWi-Fiに続いて同様の名称で偽物のフリーWi-Fiが表示されることもある。悪意あるなりすましWi-Fiに接続すると、半分はその管理下に置かれたことになる。

レアなケースだが、悪意のあるWi-Fiや安全が担保されていないWi-Fiがあることは事実。極力使い慣れないフリーWi-Fiにつながないようにすれば、万が一の脅威を防ぐことができるだろう。日本の日常とは異なる海外の地でそこを見極められるかどうかが、海外旅行で安全にフリーWi-Fiを使いこなすハードルといえる。

フリーWi-Fiは、初めて訪れた慣れない場所でも安全に使いこなせるかがポイント

新時代のWi-Fiレンタルが登場

こうしたなか、日本の海外旅行者向けモバイル通信機器レンタル事業の草分けであるテレコムスクエアが開発したのが、Wi-Fi自動レンタルサービス「WiFiBOX」である。ウェブ予約後、空港などの貸出/返却機(ボックス)からWi-Fiルーターを引き抜くだけで簡単にレンタルできるサービスだ。

世界130カ国・地域に対応し、料金は1日300円~。ハワイ、アメリカ本土、韓国、台湾、タイ、ベトナム、香港では、無制限プランでも1日990円と非常に安価だ。

また、従来のWi-Fiレンタルは、本体のWi-Fiルーター端末に加え、ACアダプタセット、変換電源プラグといった付属品とともにポーチ入れて貸し出していたが、意外に荷物の嵩があった。一方、「WiFiBOX」はほぼスマホと同じサイズの本体ルーター端末だけ。各種ケーブルは内臓式だからコンパクトで、かさばることがない。さらに、大容量のバッテリーを備え、スマホへの充電も可能だ。

コロナ禍で、日常生活上の様々な手続きがデジタル化された。海外旅行中も大容量の通信をビジネスで使用したり、観光のための動画検索をしたりすることがあるだろう。テレコムスクエアの調査によると、ウェブ会議や動画視聴にかかる通信量の目安は、1時間で500MB前後~1000MB超になることもある。これからの海外旅行は、渡航先でも日常の暮らしと同様の通信環境が求められている。

モバイルWi-Fiルーターは、自分用に1台用意すれば不特定多数が利用する無料Wi-Fiよりも安心の通信環境が手に入る。コロナ後は、より安心安全な旅が求められるようになるなか、旅行会社は安価な価格設定を踏まえ、自社のパッケージツアーへの組み込みや現地オプションの一環として提供することも考えてみたい。

WiFiBOXは貸出/返却機からルーターを引き抜くだけ。シンプルにレンタルでき、コンパクトに持ち運べる

広告:テレコムスクエア

商品名:WiFiBOX

問い合わせ先:info@telecomsquare.co.jp

記事:トラベルボイス企画部