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京急電鉄、地域交通のコンサル事業を強化、箱根町の小量乗合輸送「ハコモビ」を支援

京浜急行電鉄(京急電鉄)が地域交通コンサルティング事業を強化する。交通とまちづくりのコンサルティングを手がけるLocaliST社と共同で「地域モビリティプロデューサー」を開始。第1弾として、2022年11月21日から、箱根町で実証実験を実施する小量乗合輸送「ハコモビ」を支援する。

「ハコモビ」は“はこねのモビリティ”の意で、神奈川県箱根町は地域住民移動支援促進事業として、高齢者の外出の維持、健康増進、QOLの向上などを目的に、宮城野地区と仙石原地区間の移動支援として、定時定路線運行、オンデマンド運行の両方式による小量乗合輸送の実証実験を実施する。京急らは実証実験のファシリテーションを担っており、「ハコモビ」を皮切りに自治体への導入支援を進めたい考えだ。

2社は「地域モビリティプロデューサー」として、地域交通の企画立案・計画策定、施策実行、評価などの支援を提案する。

京急電鉄はこれまでも地域交通コンサルティングとして、横浜市、横浜国立大学などとの共同で乗合型移送の実証実験などをおこなっている。