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じげん社、旅行BtoB領域を強化、ギャランツアーなど4事業を18億円で買収、エフネス子会社の取得で

海外ホテル予約システム「アップルワールド(APW)」を運営する「じげん」は、国際航空券発行代行事業などを展開するエフネス社の100%子会社「ティ・エス・ディ」の株式を取得し、完全子会社化する。

エフネス社は、運営する国際航空券発券代⾏事業(ギャランツアー)、ホテル予約サイト事業(Rikisha Easy REZ!)、包括加盟事業(TASA)を「ティ・エス・ディ」に移管した上で全株式を2023年2⽉1⽇付けでじげん社に譲渡する。じげん社は、これまでエフネス社が運営してきた旅行BtoB事業を取得することで、同分野の取り扱い領域を拡大することになる。 

じげん社の取得株式数は全3605株。株式取得価額は17億7400万円、アドバイザリー費用等を含めた合計概算額は17億8300万円。株式譲渡の実行日2023年2月1日を予定している。

ティ・エス・ディは引き続き、旅行会社に向け航空券の仕入れ・発券代行・清算業務の「ギャランツアー事業」、旅行会社向けホテルの予約サイト「Rikisha Easy REZ !」、旅行会社向けクレジットカード包括加盟、各種決済代行「TASA事業」、緊急時に旅行会社に代わり国際航空券の発券などを行う「BPO事業」を運営する。

じげん社は、今回の株式取得によって、アップルワールドで海外ホテルのホールセラーとしてのポジション強化し、ホテルと比較してサポートの幅が狭かった海外航空券のホールセール事業を伸長させたい考え。 また、今まではホールセールの市場を主に扱っていたが、TASA事業、BPO事業の取得によって、旅行業の業務支援の領域を広げ、顧客基盤をのさらなる強化を目指す。 

じげん社の発表によると、移管の手続きはティ・エス・ディが運営するBPO事業を除き、一切の事業を新設分割によって新設会社に承継。エフネスが運営する承継対象事業の一部をティ・エス・ディに会社分割させたのち、ティ・エス・ディの株式を取得する。