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【年頭所感】楽天 トラベル&モビリティ事業 髙野芳行ヴァイスプレジデント ―パートナーとともに旅行需要回復へ

楽天グループのコマースカンパニー トラベル&モビリティ事業 ヴァイスプレジデント、上級執行役員の髙野芳行氏が、2023年を迎えるにあたり、年頭所感を発表した。

髙野氏は、2022年は楽天トラベルの宿泊施設との対面でのコミュニケーションを増やし、コロナ禍で変化した旅行者の需要に対応するための施策を実施したと説明。その一つとして、国際基準をもとに宿泊施設のサステナブルな取り組みをサイト上で旅行者にわかりやすく紹介するプロジェクトなど、昨今注目されているサステナブル旅行の推進にふれた。

また、今後回復してくる旅行需要を見越し、インバウンドの予約サイトを刷新。社会情勢を注視しながら、宿泊施設やパートナーと団結し、旅行需要回復に取り組んでいきたいとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2023年 楽天トラベル年頭所感

新年明けましておめでとうございます。日頃より、宿泊施設様やパートナーの皆さまには格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年はGW以降に旅行需要が徐々に上向き、コロナ禍で初の行動制限を伴わない夏休みや、全国旅行支援、水際対策の緩和などを通じて、地域経済が回復に向かう様子を感じることができた年でした。

「楽天トラベル」では、宿泊施設様との対面でのコミュニケーション機会をより増やすとともに、コロナ禍で変化した旅行者の需要に対応するための様々な施策を、パートナー各社様とともに実施させていただきました。

その一つが、サステナブルな旅行の推進です。楽天グループは昨年、創業から25周年を迎えました。これを機に、安心して暮らせる社会を次世代へとつなぐために、環境に配慮したグリーンな未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを開始しました。その一環として、「楽天トラベル」でもサステナビリティに積極的に取り組んでいます。具体的には、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)への加盟や、国際基準を元に宿泊施設様のサステナブルな取り組みをサイト上で旅行者にわかりやすく紹介するプロジェクト、宿泊施設様向けにサステナビリティへの取り組み方法をまとめたオリジナルハンドブックの配布などを、昨年から行っています。さらに、宿泊施設の敷地内に電気自動車の充電器設置を広げていく取り組みも、パートナー企業様と共同で開始しました。

今後回復してくる訪日需要を見越して、インバウンドの予約サイトも刷新しました。旅行者にとってこれまで以上に使いやすいサイトとなるように、随所に工夫を施すとともに、今後も継続的に改善を重ねていくことで、国内に加えて海外からのお客様のご送客にも大きく貢献していきたいと考えております。

本年も引き続き、社会情勢を注視しながら、宿泊施設様やパートナー様と一致団結し、旅行業界の回復に取り組んでまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

楽天グループ株式会社 上級執行役員

コマースカンパニー トラベル&モビリティ事業 ヴァイスプレジデント

髙野芳行