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タビナカ事業者向けに「チャットGPT」活用のコンテンツ制作サービス、検索用に最適化、商品説明や翻訳機能も【外電】

ツアーやアクテビティ事業者向けコンテンツ配信システムを提供している米「Magpie」は、「ChatGPT(チャットGPT)」のAPIを実装した新しいツールをリリースした。観光事業者が、商品のタイトル、説明、キーワード、翻訳などのマーケティングコンテンツをわずか数秒で書き換え、検索用に最適化するもの。

チャットGPTは、さまざまなコンテンツを生成できるジェネレーティブAIチャットボット。ツアーやアクティビティ事業者は、文章をライティングするプロではないため、商品の説明を言語化するのは難しい作業であることから、このツールを考え出したという。

創業者兼CEOのクリスチャン・ワッツ氏は「事業者は商品を世に出すうえで、OTAであろうと、自社のウェブサイトであろうと、その説明をすることは極めて重要。このツールは、消費者に販売するためのインターフェイスになるもの」と説明する。

このツールは、「説得力のある」「ユーモアのある」「心のこもった」などコンテンツのトーンを選択することが可能。また、富裕層、ファミリーなどターゲットを指定することもできる。さらに、現在のところ、主要10言語に翻訳することもできる。

ワッツ氏によると、このツールの特徴の一つは、事業者が旅行者の評価を総合的に理解できるように、レビューを読み込み、それを体系化するところにあるという。

Magpieは、グーグルのツアー・アクティビティ検索「Things to do」の公式接続パートナー。グーグルは、Things to doでAIベースのコンテンツを公開することを認めているという。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:MAGPIE LAUNCHES NEW TOOL FOR TOUR OPERATORS BUILT ON CHATGPT