旅行に関わるネット支出額が2割増で好調、総支出の増加率を大きく上回る ―家計消費状況調査(2024年12月)

総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2024年12月分結果)」を発表した。それによると、2024年12月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は3万1493円。前年と比べ、物価水準の変動を考慮しない名目増減率は11.1%増となった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は、前年から0.9ポイント増の58.5%。例年同様、第4四半期(10月~12月)は大きな伸びとなったほか、支出額とネットショッピング利用世帯の両方で、2024年はすべての月で過去2年を上回る結果となった。

調査の内訳をみると、2024年12月の旅行関係費は5343円。名目増減率は前年比21.6%増と好調に推移。全体の変化に対する影響度を示す名目寄与度も3.35%と、引き続き高水準となっている。

他品目では、「チケット」は1173円(前年比・名目22.7%増、寄与度0.77%)となり前年比では旅行関係費以上の伸びを記録。また、「衣類履物」が3438円(前年比・名目11.5%増、寄与度1.25%)、「食料」が7103円(前年比・名目9.6%増、寄与度2.19)などとなった。

ネットショッピング支出額の内訳

旅行関係費の推移

詳細データは以下から参照できる。

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