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好きな投稿は「和ませてくれるようなユーモア」

株式会社リビジェンは、このほど全国の10代から30代の一般男女500人を対象に企業のソーシャルメディア活用に関する調査結果を発表した。

それによると、消費者に受け入れられやすい企業の投稿者(中の人)は「ユニークな投稿をするタイプ」の人気が高い傾向が明らかになった。


好きな企業SNSの「中の人(コメント・投稿を行っている運営担当)」のタイプの回答では、「和ませてくれるようなユーモアのあるタイプ」が34.8%で首位に。続いて「お得なキャンペーン情報などを発信してくれるタイプ」が28.4%、「製品やサービスについて真面目に誠実に投稿をするタイプ」が13.8%となった。こうした結果から、調査を実施したリビジェンは、SNSユーザーが企業に求めているのは「キャンペーン情報よりも投稿のユニークさ・ゆるさ」と分析している。

また、その理由については、以下のような回答が挙げられている。


【和ませてくれるようなユーモアのあるタイプ】



【お得なキャンペーン情報などを発信してくれるタイプ】

【製品やサービスについて真面目に誠実に投稿をするタイプ】

【ユーザーの投稿に返信をくれるタイプ】

【アンケートや意見の投稿を求めて、お客さんの意見を聞こうとしているタイプ】

こうした回答から、10から30代のSNSユーザーは、SNSの企業側発信者を単なる情報源として捉えているのではなく、コミュニケーションの相手として意識している様子がわかる。「中の人」の実態が気になるか、という質問に対しては、約3割が気になると回答している。

なお、この結果についてユニークな投稿で知られるシャープ株式会社と東急ハンズが以下のようなコメントをしている。


 

「こんな時は、中の人などいない!とお答えするのがお約束ですが、けれどやっぱり、中の人はいます。杓子定規な企業コミュニケーション脱却を模索した結果の、ゆるさやユーモア。それが受け入れられるのはとてもうれしいですし、これからも、SNS上のお友だちと同列に、中の人ともお付き合いくださると幸いです」

 

「SNSはコミュニケーションツール。なので、そのきっかけとなるような話題がいちばんなじむ、ということでしょう。いかにも企業発信という内容では、自分が受け取って終わり。思わず友人に言いたくなるような、次も見たくなるようなユーモアのある内容なら、シェアしたくなりますよね」

この調査は、スマートフォンを使用したインターネット調査で、全国の10代〜30代の一般男女から有効回答数500サンプルを集計したもの。調査期間は2013年12月19日 19:29〜同日19:56。

*表資料は、リビジェンのプレスリリースより