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国内の「ポッドキャスト」ユーザーは約1680万人、Z世代の利用率は3割、過半数が39歳以下、朝日新聞が推計

朝日新聞社は、2022年12月にポッドキャストの国内利用実態を調査し、「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2022」としてまとめた。それによると、ポッドキャストユーザーは前年から増加し、日本国内の利用率は15.7%で、国内ユーザー総数は約1680万人と推計した。

年代別では、ユーザーの過半数を39歳以下が占め、15~29歳が39.6%、15~39歳が56.8%。15~29歳のZ世代は28.1%が利用していることが分かった。性別では女性よりも男性(57.8%)が多い結果となった。

報道資料よりまた、ポッドキャストユーザーの職業に関する調査では、非ユーザーと比較してビジネスパーソン(フルタイムの就労者)が多い傾向が見られた。特に経営層、管理職などの企業における意思決定層は非ユーザーが9.6%に対し、ポッドキャストユーザーでは14.9%。学生の比率も、非ユーザーが3.2%に対し、ポッドキャストユーザーは7.9%となった。

ポッドキャストユーザーは高い情報感度を持っており、「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」「新しい流行について人に聞かれることが多い」という項目は、それぞれ非ユーザーより2倍以上高い結果となった。

ポッドキャストを聴くプラットフォームで最も多かった答えは、Spotifyで41.8%。次に、Apple Podcast(22.2%)、Amazon Music(19.8%)、ウェブサイト(15.4%)、Google Podcasts(9.9%)が続いた。ウェブサイトは50代以上で過半数を占めた。

報道資料より視聴ジャンルのトップは「ニュース」で33.4%。40代・50代・60代ユーザーに最も人気なジャンルは「ニュース」、15~29歳・30代ユーザーに最も人気なジャンルは「コメディ/お笑い」となった。

番組に対しての行動は年代によって異なり、20代以下のユーザーでは、「番組のグッズを購入」や「おたよりを送る」、30代・40代は「イベントへの参加」「リスナー間の交流」などが多くを占めた。

このほか、YouTubeを月1回以上使用するユーザーに比べ、ポッドキャストユーザーは15~29歳の若年層の比率が高い傾向にあることも分かった。

報道資料より