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観光テーマが多様化傾向、ニッチ扱いだった「地形」「昭和レトロ」「廃墟」などに関心、メタ観光推進機構が調査

メタ観光推進機構はこのほど、「観光の多様化」について調査を実施した。それによると、興味・関心がある旅のテーマとして、上位に挙がったのは1位「夜景、眺望、絶景など、風景」(71%)、2位「世界遺産、国宝などの観光名所」(67%)、3位「ご当地の大衆的な食事」(63%)。一方で、「地形」(30%)、「昭和レトロ」(29%)、「廃墟」(27%)など、従来は「ニッチ」扱いだったテーマが3割を占めた。いずれも、特に若年層では従来と異なる分野がメジャーとなっており、「観光の多様化」につながっている様子が見受けられた。

また、「従来型ではないテーマ」自体を主な目的に設定した旅行への経験と関心がある割合を調べたところ、「実際に(そのようなテーマの旅行に)行ったことがある」(21%)、「⾏ったことはないが興味はある」(25%)、「旅先にあればついでに⾏ってみたいとは思う」(38%)となり、全体の84%が該当した。

同機構ではこの結果について、「地域の観光振興において、多様なテーマから観光資源を顕在化させることで、旅⾏者のニーズを満たし、新たな魅⼒の創出が可能になる」という考察を示している。

旅の30のテーマについての集計(よくあてはまる・ややあてはまる) :報道資料より

この調査は、直近3ヶ⽉以内に国内旅⾏の経験を持つ20~60代の男⼥1000名を対象に実施したもの。