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中部国際空港、新ターミナルビル整備に着手 -2014年供用開始を目指す

中部国際空港は、国際・国内機材の頻繁な資格変更に対応した内際一体での運用や施設・運用面での新たなニーズに応え、現在同空港が抱えているピーク時間帯の駐機スポットでの容量的な問題を解消するために、空港南側地区で新たなターミナルの建設、エプロンおよび駐車場の整備に取り組む。これにより、同空港では今後の成長が見込まれる新たなニーズを確実に取り込むとともに、空港運用の最適化や効率化をさらに進めていく考えだ。

整備エリアは現在の臨時駐車場エリアと近辺の駐機場。総事業費約80億円をかけて、駐機場(エプロン)、新ターミナルビル、駐車場、道路などを整備する。駐機場は2014年後半から2015年後半にかけて段階的に整備し、新ターミナルビル、駐車場、道路などは2014年後半の供用開始を目指す。

新ターミナルビルは延床面積約3万㎡で、年間300万人から500万人(内際合計) の旅客を取り扱えるようにする。駐機場の整備では、26〜28番スポットを大型機3機から小型機5機に切り替え、401〜403番スポットをLCF積込対応からマルチ化し、大型機2機と中型機1機の駐機を可能にする(小型機4機も可能)。また、501〜503番スポットを新たに整備し、主にLCF積込対応(大型機2機と中型機1機または小型機5機)にする計画だ。