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KNT-CT、2015年第1四半期の連結業績は8.3%減収、損失は改善に

KNT-CTホールディングスの2015年第1四半期(2015年1月1日~3月31日)の連結業績は、売上高が前年比8.3%減の859億9400万円、営業損失が24億2200万円(前年:26億2300万円の損失)、経常損失が24億8000万円(同:25億4800万円)、純損失が18億4200万円(同:19億7400万円)となった。

セグメント別では、個人旅行事業で外部顧客への売上高が522億5100万円、営業損失が10億5600万円。団体旅行事業で外部顧客への売上高が172億9400万円、営業損失が12億3800万円となっている。

持株会社移行から3年目を迎える今期は、近畿日本ツーリストとクラブツーリズム両者によるシナジー効果の最大化を目標に、相互販売やチャーター便の共同販売などを実践。

クラブツーリズムの企画商品を近畿日本ツーリスト個人旅行の店舗でも販売、5月開催予定の「ふくしまミュージック花火」の販売はグループ全体で推進。さらに今年は近畿日本ツーリスト創業60周年の節目にあたることから、その記念企画の商品開発も行っていく。こうした取り組みのほか引き続き経費削減にも努めた結果、連結売上高は前年同期比マイナスとなったものの、連結営業損失と経常損失、純損失は改善した。

なお、第2四半期及び通期の連結業績予想の修正はなく、通期には売上高3.2%増の4475億円、営業利益は18.4%増の40億円、経常利益は2.5%増の42億円、当期純利益は21億円を見込んでいる。