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復興庁、東北にインバウンド呼び込む13交流拡大モデルを選定、旅行系7社やテレビ局や不動産会社などから

復興庁は、民間企業による東北への外国人旅行者の誘客を支援する「新しい東北」交流拡大モデル事業で、全国のモデルとして13のプランを選定した。今後1年間、旅行商品の開発や流通の構築、プロモーションなどに取り組み、官民協働の新たなビジネスモデルとして立ち上げを目指す。

今回の事業には約70件の提案が寄せられた。このうち選ばれたプランの事業者は、エイチ・アイ・エス(HIS)やJTB東北など大手旅行会社をはじめ、日本での訪日オペレーションの新会社を設立したミキ・ツーリスト、ダイヤモンド・ビッグ社など、旅行関連で7社。それ以外は、仙台放送や広告会社など旅行関連以外の企業だ。

例えば、サンフロンティア不動産は「東京のホステルからの欧米人バックパッカー送客」として、都内のホステルに滞在するバックパッカーに対して情報提供と旅行商品の紹介をすることで、東北への送客に繋げる。また、アール・ピー・アイでは韓国での九州ブームに成功した「KYUSHURO」事業のネットワークやプラットフォームを活用し、東北でも「TOHOKURO」として商品展開を図っていくというもの。各取り組みの成果は事業終了時に開催する報告会で発表する。


【「新しい東北」交流拡大モデル事業 選定事業】