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ゴールデンウィーク航空実績2015、JAL/ANAともに旅客数増加、ハワイなどリゾート路線が好調

JALグループとANAグループの2015年度ゴールデンウィーク期間(4月28日〜5月6日)の利用実績がまとまった。それによると、旅客数では両社とも国内線・国際線双方で前年を上回った。利用率では、国内線・国際線ともJALがANAを上回る結果となった。

JALの国際線の旅客数は、前年比8.6%増の22万9419人。提供座席数の伸び率(同0.3%増)を上回り、利用率も同6.5ポイント増の85%を記録した。利用率を見ると、ハワイ線で89.5%、グアム線で93.6%になるなど特にリゾート路線が好調だった。旅客数では、韓国線以外は前年比増。韓国線は座席供給を同13.5%減に絞ったものの、旅客数も同9.8%減と苦戦した。期間中のピークは日本発が5月2日で利用率94.4%、日本着が5月6日で利用率95.8%。

JALグループの国内線(JAL/J-AIR/JTA/RAC/JAC/HAC)の旅客数は、供給座席数を前年比で3.1%減らしたものの、同6.7%増の86万9769人。利用率は同6.7ポイント増の73.5%となった。グループのうちJALとJ-AIRの実績を見ると、すべての方面別で旅客数が前年を上回り、特に九州方面は同10%増と好調だった。利用率では関西方面が81.2%と高水準。このほか、北海道方面(79.7%)、東北・北陸方面(76.8%)、沖縄方面(74.3%)が平均を上回った。期間中のピークは下りが5月2日で利用率97.7%、上りが5月6日で利用率95.9%。

ANAグループの国際線の旅客数は、同13.9%増の20万4337人となり、提供座席数の増加率2.9%を上回った。利用率は、JALを下回ったものの、同7.7ポイント増の79.8%となった。旅客数ではすべての方面で前年比増。特に、中国線は同30.2%増と大きく伸びた。利用率では、ホノルル線が91.5%と好調。アジアも83.6%と高い実績を残した。期間中のピークは日本発が5月2日で利用率93.0%、日本着が5月5日で利用率92.0%。

国内線では、提供座席数を同2.9%減としたものの、旅割運賃などのプレジャー需要が好調な推移したことから、旅客数は同8.8%増の116万4475人となった。利用率は同7.6ポイント増の70.3%。方面別の旅客数では、東北・北陸方面を除いてすべて前年比増。利用率では、沖縄(75.0%)、東北・北陸(72.3%)、関西(71.4%)で平均を上回った。期間中のピークは下りが5月2日で利用率95.7%、上りが5月6日で利用率95.4%。