日本政府観光局(JNTO)によると、2013年3月の訪日外客数(推計値)は、前年比26.3%増の85万7000人となった。3月として初の80万人台となり、過去最高を記録。通年単月でも2010年7月の87万8582人に次いで2番目に多い結果となった。プロモーションを強化した桜のシーズンの需要が拡大したほか、円高の是正、東アジアの需要増、震災で躊躇していた客層の回復などが影響し、大きく伸長した。1月~3月の累計では26.3%増の85万7000人。
市場別では、東アジアと東南アジアを中心に2ケタ増となった国・地域が多い。特に韓国(37.4%増の20万6900人)、台湾(60.0%増の14万7400人)、香港(61.8%増の5万9400人)、タイ(70.1%増の4万4800人)など9市場で3月として過去最高を記録した。なかでも台湾は旧正月の変動があった今年1月を除き、昨年7月から毎月過去最高を記録。も昨年4月以降12ヶ月連続で毎月の過去最高を更新した。ただし、中国は21.5%減の13万293人となり、依然として日中関係の状況とそれによる航空路線の縮小が影響している。