2017年度の「アジアのベストレストラン50」が発表され、日本からは総合6位となった東京・南青山の「NARISAWA」を筆頭に9軒がランクインした。
「NARISAWA」の「日本のベストレストラン」は5年連続のこと。このほか、7位に東京・六本木の「日本料理龍吟」、11位に東京・神宮前の「傳」などが続き、東京・神宮前「フロリレージュ」はリスト初登場で14位にランクインした。
また、日本は2つの部門賞も獲得。「アジアのベストパティシエ賞」は、東京・銀座の「レストランエスキス」のシェフ・パティシエ、成田一世氏が受賞。「アートオブホスピタリティ賞」には、東京・神宮前の「傳」が選ばれた。同賞は今年、新たに設定されたもので、同店の驚きと喜びを提供し続けるおもてなしの姿勢を評価したという。
総合1位は、タイ・バンコクのインド料理レストラン「ガガン」が受賞。3年連続の快挙で、同時に「タイのベストレストラン」にもなった。タイからは計9軒がランクインし、そのうち4軒はリスト初登場だった。その他、詳細は公式ウェブサイトへ。国別のベストレストラン賞は以下の通り。
【2017年度の「アジアのベストレストラン50」国別のベストレストラン賞】
- 日本:東京・南青山「NARISAWA」※5年連続
- タイ:バンコク「ガガン」※3年連続
- シンガポール:「レストランアンドレ」※5年連続
- 中華圏(香港・マカオ含む):香港「アンバー」※2年連続
- 韓国:ソウル「ミングルズ」
- 台湾:台北「ロウ」
- スリランカ:コロンボ「ミニストリーオブクラブ」
- インド:ニューデリー「インディアンアクセント」
- フィリピン:マニラ「ギャラリーヴァスク」
このアワードは、2013年9月に開始した「ラテン・アメリカのベストレストラン50」を手掛けるウィリアム リード メディア グループにより運営されているもの。アジア各国で活躍する、300名以上の「食」・レストラン業界に精通するエキスパートから構成される、「アジアのベストレストラン50アカデミー」メンバーの投票により決定された。著名な美食家などから構成される評議委員会が過去18ヶ月間における最高のレストラン・ダイニング体験についての投票を元にリストを作成した。